当院では、France trophy社の「トロフィーパン プラス」を導入しております。
”ALARAの法則” をコンセプトに開発された「トロフィーパン プラス」は低照射線量で高画質を実現した次世代の2D/3D、X線撮影装置です。
注)”ALARAの法則”とは
国際放射線防護委員会「防護の最適化」により提言されている法則です。
「As Low As Reasonable Achievable」
-社会的、経済的要因を考慮しながら合理的かつ可能な限り被曝は少なくする-
と言う事を意味しています。
パノラマ撮影(2D)にて全顎の診査診断をおこない、主訴の細部診断をCT(3D)にておこないます。
実効照射時間は11秒で、従来の広視野3DCTレントゲンに比べ、放射線照射量が大幅に軽減されました。
撮影部位により異なりますが、一般的なパノラマX線撮影に比べ、1/2~2倍程度です。そのため、インプラントはもちろん、根管治療における経過観察など、複数回のレントゲン撮影も安心して行えます。
下の写真は、従来の2Dパノラマレントゲン写真です。

このような、従来のパノラマレントゲンでは平面的な情報しか分かりませんが・・・
歯科用CTでは、下のように3次元的な情報を把握することが可能となり、診断能力が飛躍的に向上します。

例えば、従来の2Dレントゲンでは見えなかった痛みの原因歯の特定や、立体的な歯周病の進行度合いの診断、また顎の骨の中に埋もれている埋伏歯の位置の確定や、歯の根の先の病巣の大きさの把握にも力を発揮します。さらに、トロフィーパンプラスの最小分解能は76ミクロンであるため、歯の中の微細な根管の発見や、歯の亀裂の診断の助けにもなります。